勤続１２年で手取り１４万の女性と、３児ワンオペの女性

　　　　　　　　　　　

数か月前、勤続１２年で手取り１４万の女性が「日本終わってますよね」とネット上で嘆いたところ、実業家の堀江貴文氏が「日本じゃなくてお前が終わってんだよ」と一蹴した話があった。

この勤め先がどんな企業かはわからないが、フルタイムのバイトのがまだ毎月貰える。ボーナスは不明だが、この給料なら全く期待できなさそうだし。
低賃金は貧困とブラック企業を野放しにする。１４万ではで生活が満足する方が大変だ。この人の場合、今より高水準の給料が出る会社へ転職出来れば金銭的な問題解決できる。　　　　　　　　　

　　　　　　　　

ある日、商業施設の売り場で母親らしき女性が小さな女の子三人連れて歩いていた。
女の子は皆年の頃がまちまちで、上は小学校低学年、真ん中は幼稚園、下の子を母親が抱っこしていた。

上と真ん中の子が喧嘩をしながら歩いていて半ば騒いでいるのを、母親が注意を払いながら、下の子をあやす光景。
他に大人は見当たらない。曜日は土日だった。

抱っこされていた子どもが泣き出した。上と真ん中の子はそれに構わず喧嘩をしている。

わたしはその場を立ち去った。
この母子は知らない人で、大変そうに見えても辛いかどうかは勿論分からない。
個人的にその光景だがぞっとした。日本のどこでもワンオペ家事が起きている。
家族親族と自治体をフル活用してほしい。周りは何をやってるんだ。

 手取り１４万も、子ども３人作るのも自己責任。
それはそのとおりだが、果たしてそれだけなのだろうか。

男女問わず、誰だって就職先にも家族にも振り回されたくない。

自分が逃れられれば、誰かが割りを食う。
できることならそんな世の中をやめさせたい。